補足)だんだん息の量を落としていくわけだが、当然、それに伴って息の穴は小さくなっていかなければならない。ホースで水を撒くところを想像してみてほしい。蛇口を大きく開けた時と、細く絞った時では水の飛ぶ角度が変わる。この角度を変えないようにするには、ホースの先をちょっと細くしてやればいいわけだ。

さて、諸君の努力の賜物で、「あの点」が見つかったことだろうと思う。ああ、写真貼っといた。何しろ人手不足なんで、自撮りだから、こんなんで勘弁してくれ。息の穴と、エッジまでの距離感を参考にしてくれ。後々のために、あんまり近すぎないほうが良いぞ。それから、見え辛いが、歌口の真ん中に真っ直ぐな息の後が見えると思う。これは低音のG(ソ)で吹いているところだ。こうして、「あの点」が見つかったら、そこで、いろいろな実験をしてみよう。
1)まず、穴の大きさを変えないで、息のスピードを上げてみよう。この場合、当然息の圧力が上がるわけだから、穴の大きさを維持するために、唇には多少の力が加わっていくはずだ。(多少だぞ)どうだろう?音色が変わっていくはずだ。倍音が多くなっていく、そしてさらにスピードを上げると、だんだんオクターブ上の音が聞こえてきて、さらにオクターブ上の音だけになって行く。ここでは、音はあまり大きくはならないはずだ。
この、高さを増す方法にはちょいとしたコツがある。唇の端を引いてはだめだなんだ。これ、そのうちに、YouTubeで紹介するつもりだ。何しろ忙しいんでな。待ち遠しいようだったら、催促してくれ。これらができるようになったら、ここを基準に、色々なチャレンジができるはずだ。上唇だけじゃなく、下唇も自由にコントロールできることが、とても重要であるのが、お分かりいただけると思う。
はじめまして。
検索エンジンでヒットして以来、とても興味深く貴ブログ記事を拝見しております。
40歳代半ばを過ぎてフルートを突然吹いてみたくなり習い始めている初心者なのですが、なかなか爪楊枝で開けた程度の穴というイメージで息を出すことが出来ないでおります。
お忙しいところ済みません、記事中に書いておられますように、もし宜しければ、その奥義をYouTubeにアップいただくことはできませんでしょうか。
ご検討、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿、ありがとうございます。私の持っている機材で、唇の小さな穴をアップで撮るのが難しく、少しお時間をください。今再チャレンジをしています。(あぁ、汚ったねぇヒゲが映っちゃうんだわ・・・・)