フルートの選び方・・・(6)

1)Eメカ
悩むこたぁ無いよ。付いてるのにしといたらいい。構造的、原理的にはついているのが正しい。無くても出せるって言ってる奴がいるけど、そりゃぁ出るよ。みんなFis3(3オクターブ目のファ#)だって出してるんだから。構造・原理を追求するなら実はFisメカも必要だ。構造的・原理的に正しいんだから、音程も正しい。議論をしても始まらない。「付いているべき」なんて言うと、「じゃぁ、お前らFis3はいいのかよ」って言うだろうしな。ま、少なくとも3オクターブ目のE(ミ)1個でも音が出しやすく、音程が正しいならその価値はあるね。最近のフルートでは機構上の問題が無くなったようだから、標準仕様で付いていた方がいいと思うんだが。なぜ2種類出しているのか少々疑問だ。そんな面倒くさいことするなら、いっそのことGisオープンを出してくれればいいのに。Gisオープンなら、Eメカ的運指を、使うも使わないも「どうぞご勝手に」だ。Eメカ付いてるとG-Aトリルができないって?確かにな。・・・G3(3オクターブ目のソ)の運指から人差し指と薬指を同時に上下させてみな。はい、終了!

あはは、そうだよ、普段から練習しとかないと出来ねえよ!

2)H足部管
オーケストラでHが出てきても、そんなに慌てることは無い。はがきで筒を作って足にかませりゃ出る。局面によってはちょいとひと工夫しなくちゃならないかもしれないが。フレンチモデルならH足部管の方がいいと、昔は言われていた。最近は知らん。たぶん付いていた方が、3オクターブ目がヒャラヒャラしないはずだ。でもな、重くなるぞ。それも右端が重い、だからバランス的に通常、頭部管の方が持ち上がってしまう。左端に重りを付けて調整してもいいけど、そうしたら全体が重くなって、気が付いたら筋肉隆々だな。だから、右端が重いフルートを吹いている人に多いのは、楽器の右をかなり下げて、持ち上がった歌口がちょうど口に当たるようにしている。唇と平行にするには、当然、頭を相当傾げないとならない。さあ、こんな姿勢が一体どこに影響するのか・・・構えに無理があると、指は準備態勢を充分にとれないだろう・・・首傾げて呼吸するのと、真っすぐで呼吸するのとどっちが楽か・・・。

それからさ、H管持ってるならロングトーンもスケールもちゃんとHまでやれよな。

3)引き抜きかロウ付けか
ハンドメイドクラスの話なんだが、トーンホールがどう作られているかの問題だ。予算があるなら、ロウ付けにしたらいいと思う。最初は鳴らないかもしれないが、後々良くなってくるはずだ。引き抜きの弱点は、管から引き揚げた後、エッジを外側に丸めるんだが、その時立ち上がりがわずかに歪む。樽型にわずかに歪む。この樽型というのが曲者で、頭部管の抜き差しを真っすぐにやってないと、頭部管のジョイントが丸まってしまう。そうすると、鳴りが極端に悪くなる。(あ、もしそうなってたら直してもらった方がいいよ。)トーンホールの樽型の歪みも矯正すると良く鳴るようになる。内側の出っ張っているところを壊れない程度に僅かに削ってやるんだ。何もそこまでとも思うよ、だから話だけだと思ってね。こういった部分の加工の精度が少しずつ鳴りに影響してくる訳だから、その手間が値段に反映されているなら、高い楽器にも充分な意味がある。

絶対、自分でやるなよ!

きょうはここまでだ。

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