まぁ、どこから来たウィルスで、どうしてこんなになっちまったか、はっきり言うのはトランプ大統領だけだな。謝って済むもんじゃないが、一言も謝らんというのもえらいメンタリティーだと思う。それだけじゃなく、自分たちを世界の救世主みたいに言うからなぁ。
外に出られなくなったり、在宅で仕事をするようになったり、あるいは仕事が全然なくなっちゃったりと、凄まじい状況。そして、ある日突然、思いがけない方向からスポットライトを当てられてしまったわけだ。「新しい生活様式」。だから、今まで胡麻化してきたものにみんな光が当たっちゃった。仕事、家庭、人間関係。テレワークになったら、屁の役にも立たない上司とか、みんなと一緒じゃなきゃ仕事できないおバカとか、全く家事をしようとしない旦那とか。どっちも、朝から家で仕事してるのに、暴れる子供の面倒を全然見なかったり、夜になると、「きょうの晩御飯は何?」とか平気で聞いてきたりする旦那とか。そりゃ、ムカつくわ。ぎくしゃくした人間関係にも光が当たるし、自分自身の在り様にも光が当たる。「自分はコロナにかからない」おまじないを信じている奴は、マスクをしないで平気で出かける。つまらん買い物に理由をつけて外出し、「人が多いなぁ、大丈夫かしら」なんて言ってる。自分の社会性についても、否応なしに光が当たる。
だから、当然「音楽」にだって光が当たり、しかも、胡麻化してきたところが露わになる。もう、元の通りには戻れない、同じ地点に帰ったとしても違った階層に着地する。いったいどうなるのか、今 =どうせ暇なんだから= 考えておいた方が良い。このような情況になってみると、今まで、音楽家がいかにリスクに無関心であったかがわかる。リスクヘッジするでもなく、「芸術」の名のもとに社会に甘えてきたんじゃなかったのか?個々の作品の優劣と芸術家としての社会的責任とは別物だぞ。食えなくなりそうなんで、「文化を守れ!」なんて叫んで施しを乞おうというのか?「文化」の何たるかの説明すら覚束ないというのに。
変わる。世の中が変わる。役割が変わる。
どうせ、つまんない方に変わるにしてもだ、楽しみぢゃないか。
きょうはここまでだ。