きょうはちょっと気が付かないリズムの癖について書く。癖というよりも、誰もが持っている傾向、気が付きにくい癖だ。普段から気を付けていれば別に問題は無いんだが。特に今まで考えていなかったとしたら、一度、録音して聴いてみる事をお勧めする。
まずいわゆる「喰いつき」。次の譜例だ。
この、頭の十六分休符の直後の十六分音符、つまり、拍内の2番目の十六分音符が、「短くなる」。こんな風になる。
同様に、次のようなアーティキュレーションの場合、やはり、2番目の十六分音符、スラーの頭の音が短くなる傾向がある。
こうなる。
これを直すには、次のような練習をするとよいだろう。
繰り返し記号で書いてあるが、2回じゃないぞ。続けて何回もだ。
ちょっと面倒だがこんな練習をするともっと効果的、というか強力。
ひとつだけにしとこうか。ん? 短い? すまんな、勘弁してくれ、晩飯の支度する。
寿司つくるんだ。
きょうはここまでだ。