じゃぁどうやってそれを練習するか、細かく手順を書いていく。部屋の鍵をかけて、窓のカーテンを引くように。
1)唇を閉じる。唇に力を入れないようにして、真ん中に、楊枝の太さ位の穴が開くようにする。唇の真ん中からポッって空気の泡粒を出す感じね。楽器は、まだ持っているだけよ。
写真貼っといた。このくらいの穴だ。このために、せっかく伸ばした髭、剃っちまったのよ。こう見えても、結構、真剣にやってるから。唇の形は、参考にするなよ、写真の角度で大きく見え方が変わるからな。でも、唇にほとんど力が入っていないところは、参考にしてくれ。
3)その息の穴から、息を出したら、そのままそこへ楽器を持っていく。出す音は、低音のG(ソ)位がいいだろう。楽器も安定するしな。いいか、楽器を唇に押し付けるな、穴が大きくなってしまうからな。口と楽器の間にティッシュを挟んで、かろうじて落ちないくらいの力でいいぞ。口を絶対変えるなよ。音の出るところに楽器を持っていくんだ。楽器を内側に回しすぎるなよ。歌口を塞ぎすぎるなよ。せいぜい3/1、できれば1/4だ。そう、穴と歌口が近すぎないようにするんだ。しつこく言っておく。口動かすな、楽器を動かせ!な、意外なところで音が出るんじゃないか?
第一に、音の出だしだ。スッカァとか、シィとか空気の音がしたら、それが出ないようにポイントをもっと探す。息を出した瞬間に音が出るようにするんだ。余計な空気の音は、その吹き方が最大の効率ではない証拠。それができたら、第二、もっと少ない息でやってみろ。これの繰り返しだ。
5)うまくできると、歌口の真ん中に真っ直ぐに息の跡ができてるだろ?幅は1~2ミリってところで、帯状または長い三角形になってるはずだ。ほんとに、しつこいけど、フルートが、下唇に寄っかかってると、だめよ。
今日はここまでだ。