フルートの吹き方 癖(4)

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きょうはちょっと気が付かないリズムの癖について書く。癖というよりも、誰もが持っている傾向、気が付きにくい癖だ。普段から気を付けていれば別に問題は無いんだが。特に今まで考えていなかったとしたら、一度、録音して聴いてみる事をお勧めする。

まずいわゆる「喰いつき」。次の譜例だ。


この、頭の十六分休符の直後の十六分音符、つまり、拍内の2番目の十六分音符が、「短くなる」。こんな風になる。


同様に、次のようなアーティキュレーションの場合、やはり、2番目の十六分音符、スラーの頭の音が短くなる傾向がある。

こうなる。


これを直すには、次のような練習をするとよいだろう。

繰り返し記号で書いてあるが、2回じゃないぞ。続けて何回もだ。

ちょっと面倒だがこんな練習をするともっと効果的、というか強力。

ひとつだけにしとこうか。ん? 短い? すまんな、勘弁してくれ、晩飯の支度する。
寿司つくるんだ。

きょうはここまでだ。